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11月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

新 幼児と保育
掲載日:2018/11/01

11月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

 


保育園の11月の月案指導計画(月案)、1歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年10/11号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。



前月末の子どもの姿

・「一緒に片づけようね」というと、使っていた玩具を元の場所に片づけるようになってきた。また、食事前に手洗いをしたり、自分でエプロンをつけたりするなど、簡単な生活の流れをつかんで行動できるようになってきた。

・自分の好きな遊びを見つけて遊んでいる中でも、友達のしていることや使っている玩具が気になって、取り合いやかみつきなどのトラブルになることがあった。

今月のねらい

・一人ひとりの思いや主張、甘えを受けとめ、安心して生活が送れるようにする。

・生活の流れが少しずつわかり、保育者に見守られる中で、着脱や排泄、手洗いなどを自分でやってみようとする。

・木の実や落ち葉など、晩秋の自然に興味を持って触れたり、遊んだりする。

・保育者や友達と一緒に遊ぼうとする。

子育て支援

・玩具の取り合いなどで、ひっかきやかみつきといったトラブルが増えてきた。保育者はそのときの場面状況と合わせて、今の子どもたちの姿や保育者の対応なども伝えていくことで、保護者の理解を得られるようにする。

環境構成

・子ども同士のかかわりが増えてきたが、まずは一人ひとりの遊びが十分に保障されているかを把握しながら、玩具や素材の種類、数を調節していく。また、玩具の片づけも遊びのひとつとしてとらえ、子どもたちが片づけやすいように、カゴの数や置き方の見直しをしていく。

保健衛生

・インフルエンザや感染性胃腸炎などが流行する季節なので、個々の体調を把握するとともに、予防接種や丁寧な手洗いうがいなどについての声かけを行っていく。

・保育室の温度や換気に留意し、適切に暖房器具を使っていく。

 

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