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10月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

新 幼児と保育
掲載日:2018/10/01

10月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

 


保育園の10月の月案指導計画(月案)、1歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年10/11号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。



前月末の子どもの姿

・低月齢・高月齢児ともに、以前は衣服の着脱や排泄などを嫌がらずにしていた子が、誘っても「いや!」と拒否するようになった。また、自分でしようとしてもできないことがわかると「して!」と片言や身ぶりで手伝って欲しいことを伝えてくる姿が見られた。

・戸外での散策活動の範囲が広くなり、走る、跳ぶなどの体を使った遊びを喜んで行っていた。また、親子フェスティバルでのリズム遊びを「もう1回!」と何回も要求し、保育者や友達とくり返し楽しむ姿も見られた。

今月のねらい

・一日の気温差に留意し、衣服の調節をするなど、健康に過ごせるようにする。

・散歩や園庭、親子バス遠足での戸外遊びを通して、秋の自然に興味を持って触れたり、保育者や友達、親子で体を動かしたりして遊ぶことを楽しむ。

・片言や身ぶり手ぶりで、自分の思いやして欲しいことを保育者に伝えようとする。

子育て支援

・親子バス遠足を保護者同士の交流の場にすると同時に、家庭でもできるわらべうたの紹介や、自然とのふれあいを楽しめる機会としても計画していく。

・駄々こねが少しずつ見られてくるこの時期を成長の印としてとらえ、思いを受けとめていくことの大切さを伝えていく。

環境構成

・戸外での行動範囲が広がってきているので、園児の人数把握など、職員間での声かけをこまめに行う。また、戸外遊びの機会も増えるので、靴のサイズを確認し、子どもが自分で脱ぎはきしやすいものを準備してもらう。

・園庭や散歩先で見つけた虫、草花などを入れるカゴ(箱)を用意し、集めたものを入れたり、飾ったりできるようにする。

保健衛生

・内科・歯科健診を行い、園児の健康状態を把握する。

・朝夕の気温差があるため、体調を崩すことが予想される。保護者からの連絡と合わせて、体調の把握はこまめに行う。

 

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