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8月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>

新 幼児と保育
掲載日:2018/07/31

8月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>


保育園の8月の月案指導計画(月案)、1歳児編。

予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。

毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年8/9号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。



前月末の子どもの姿

・食事やおやつの準備を始めると手を洗いに行く、トイレに誘うと嫌がらずに排泄するなど、簡単な生活の見通しがわかり、行動するようになってきた。

・水遊びを喜ぶ子もいるが、中には水しぶきが顔にかかることを嫌がる子もいる。

・子ども同士のかかわりが増えたことで、玩具や場所の取り合いなどのトラブルが見られる。一方で友達の名前を呼んだり、同じ玩具で遊んだりして、「いっしょね」などの簡単な言葉を交わす姿も見られるようになってきた。

今月のねらい

・適度なエアコンの使用、こまめな休息や水分補給などに留意し、一人ひとりが心地よく夏を過ごせるようにする。

・保育者に見守られながら、簡単な衣服の着脱や手洗いなど、身のまわりのことを自分でしようとする。

・保育者や友達と一緒に、水遊びなどの全身を使った遊びを十分に楽しむ。

・園庭の木陰を探索しながら、草花や虫など、夏の自然に触れて遊ぶ。

子育て支援

・水遊びをする日は、登園時に健康状態を知らせてもらう。また、互いに感染症や皮膚疾患などの予防や早期発見に努めていく。

・夏は着替える回数が増えるので、脱ぎ着しやすい服装での登園と着替えの準備をしてもらう。

環境構成

・汗をかくことも大切にしながら、室内外の温度差に配慮し、エアコンの使い過ぎに気をつけていく。

・戸外遊びをするときは、気温が高くなる時間帯を避けて遊んだり、木陰やテントを使用したりして、夏でも戸外遊びが楽しめるような工夫をする。

・水遊びが苦手な子に対しては、水しぶきがかからない場所で、ゆったりと遊べるようなスペースを設定する。

保健衛生

・先月より手足口病が流行している。玩具のこまめな消毒を行い、感染を防いでいく。また園児同様に、保育者も手洗いをこまめに行っていく。

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