4月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の4月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年4/5号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
4月当初の子どもの姿
・新入園児は、保護者と離れると不安で泣いたりするが、保育者に抱かれたり、遊具で遊んで見せると、少しずつ落ち着き、 まわりの様子を見たり、遊具に手を出したりして遊ぼうとする。
・進級児は、新入園児の泣く姿を見て不安そうな様子も見られるが、保育者がそばにいたり、 園庭に出たりすると喜び、自分の好きな遊具で遊ぼうとする。
今月のねらい
・新しい環境の中、一人ひとりの子どもの生理的欲求、不安や甘えなどの依存的欲求を満たし、安心して過ごせるようにする。
・新しい環境に慣れ、安心して生活する。
・保育者のそばで、好きな遊びを見つけて遊ぶ。
子育て支援
・園児一人ひとりの24時間の生活リズムを視野に入れ、園での姿を送迎時や連絡帳で細かく伝えると同時に、保護者とのコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていく。
・環境の変化で、今まで以上に泣いたり甘えたりするなどの不安な姿が見られると思うので、家庭でもいつもより多めのスキンシップの大切さを伝える。
環境構成
・環境の変化から不安な気持ちになり、泣く姿が見られるので、安心感が持てるように、1対1のかかわりを密に持つなど、職員間での連携をとっていく。
・歩く子、ハイハイする子と月齢差もあるので、遊具につまずいて転ぶことのないように、床に落ちている玩具はこまめに片づける。
・子どもの月齢差によって遊びの興味が違うので、一人ひとりの姿を見て玩具の見直しや準備をする。
保健衛生
・朝晩の気温差もあり、体調を崩しやすい時期なので、園と保護者が互いに体調をこまめに伝え合い、異常が見られたら早めの受診をお願いする。
・園医による内科検診の結果を保護者に知らせ、子どもたちの健康状態を把握していく。