1月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の1月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年12/1号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
前月末の子どもの姿
・生活の流れがわかってきており、保育者が促すと、着脱や排泄、手洗いなどをしようとする。一方で、気持ちが向かないときやしたくないときもあり、「いや!」「できない」とかんしゃくを起こす姿も見られるが、保育者が待ったり、「一緒にする?」と伝えたりすると、気持ちを切り替えることができる。
・友達が遊んでいる様子に興味を持ち、そばへ行って同じ玩具で遊んでいる。また「まぜて」「かして」「どうぞ」など、簡単な言葉のやりとりを楽しみながら遊ぶ姿も見られるようになってきた。
今月のねらい
・感染症の予防を心がけ、一人ひとりが健康で快適に過ごせるようにする。
・自分なりに生活の流れがわかり、保育者に見守られながら、簡単な身のまわりのことを進んでしてみようとする。
・保育者を仲立ちとし、簡単な言葉のやりとりをしながら友達と遊ぶ。
・冬の自然に興味を持って遊ぶ。
子育て支援
・保護者の保育士体験(保育参加)や懇談会を通して、園での子どもの生活ぶりや遊びを見てもらったり、家庭での様子を話し合ったりして、この時期の子どもの姿や成長について話し合う機会を持ち、共通理解を図る。
環境構成
・簡単な身のまわりのこと(鼻水をかんだチリ紙を捨てる、玩具の出し入れをする、自分のカバンを出すなど)をするようになってきたので、再度、子どもの目線に立って用具の置き場所や片づけ場所の見直しをしていく。
・雪や氷で遊んだり、感触を味わったりできるように、シャベルやコップなどを準備する。また、保護者に防寒具を用意してもらう。
・室内ではパズルや絵合わせカードなど、じっくりと集中して遊べる玩具を準備する。
保健衛生
・子ども同士のトラブルでは引っかいて傷になることがある。登園時の視診では、爪の長さも確認し、長い場合は切ることを保護者にお願いしていく。