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「遊びの中の関係性に注目すると世界が変わる」 おもちゃデザイナー 和久洋三さんの考える、おもちゃと遊び

三輪ひかり

与えることをやめて、引き出したい

こういう長方形の積み木を、子どもが「ぶーぶーバス」って、見立てている姿も目にすることもよくあるよね。

おもちゃを立てる和久洋三さん


これ、教わってやってるんじゃないんだよ。子どもたちは自分で、この中にバスを見るわけですよ。自分でバスとの関係性を作り出してる。

でもね、保育者や親はさ、そういう子どもの姿を見ると、「うちのクラスで車が流行っているみたいです」「あなた今日ね、けんたがね、これ見てバスっていって遊んだからね、バス買ってきてあげて」って、バスのおもちゃを買ってきてしまうことがあるでしょ。

−ドキッ。

ドキッ(笑)。せっかく子どもたちは、ひとつのものの中にいろんな可能性を見つけ出そうとして、それを楽しんでるのに、そこにバスにしかならないものを持ってくるとどうなると思う?

今度はね、いろんな種類を集めたくなるんだよ。そうすると、遊びを作り出すんじゃなくて、あれ買って、これ買ってになってね、クルマの収集家になっちゃうんだよね。それってすっごくもったいない。

大人は、こちらが与えないと子どもたちは何もできない、すぐ飽きてしまうし、力がないと思いがちだけど、発見し表現する力はちゃんと彼らの中にあるんだよ。

そう思えないときは、子どもが悪いんじゃなくて、徹底的に遊びこめる環境と時間を、ぼくたち大人が用意できていなくて、彼らの力を引き出せていないんだということに、気づかなくちゃいけないよね。



和久洋三さんと笑顔の子ども

和久洋三さんプロフィール:
童具デザイナー/ 童具館館長 / 和久洋三のわくわく創造アトリエ代表。1942年 東京生まれ。東京芸術大学美術学部工芸科工業デザイン卒業後、同大学大学院修了。保育園での保育体験、大学講師等を経て、創造性を伸ばす童具づくりに専念する。以降、「童具館」や全国の「わくわく創造アトリエ」で新しい創造共育活動を展開するかたわら、幼児教育についての講演・講座活動、美術大学や幼児教育者養成校での指導にあたる。おもな著書に「子どもの目が輝くとき」、「遊びの創造共育法・全7巻」、「親と子の共育①・②」などがある。
http://www.dougukan.com/



取材:雨宮みなみ
取材・文・写真:三輪ひかり

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