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8月の指導計画(月案)<5歳児・幼稚園>

新 幼児と保育
掲載日:2018/07/31

8月の指導計画(月案)<5歳児・幼稚園>


夏休みで指導計画がない8月は…

8月を“幼児教育の質を向上させる”よい機会につなげるための園内研修についてご紹介。

毎月さまざまな保育園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年8/9号ふろく「2018年度版指導計画」よりお届けします。



8月を“幼児教育の質を向上させる”よい機会に~園内研修をより有意義な時間とするために~

夏はさまざまに研修の機会があり、外部の新しい情報を得て、自園の保育に新しい視点を導入する機会です。
また、まとまった時間を用意しやすい時期なので、園内研修を通して、自園の教育の質の向上を目指すためにも有効に活用しています。

「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」(以下、「10の姿」)の視点からの読み取りも同様に、自園の子どもの「育ち」を把握するために、本園では園内研修を使って、保育者同士で読み取りを共有するようにしています。

園内研修を実施するために、まずはさまざまな経験を持つ各教職員の視点から、ある保育エピソードの中に、どのような読み取りができるのかを話し合う土壌が耕されていることが必要です。
そのためには、保育者自身が 「こんなことをいったら恥ずかしいのではないか……」などと臆することなく、安心・安定して、自分の意見を自由に語り合えるような雰囲気作りを大切にしています。

自分の意見を伝えられる。他の教職員の意見も受けとめられる。
多様な意見を参考にしながら、自分の保育の視野を広げる。
外部研修から得た視点を取り入れる。

自園の具体的な幼児の姿をもとにして、皆で話し合うことによって、自分の保育に事例を引き寄せて考えやすくする。こうした積み重ねによって、「10の姿」の読み取りについても各教職員が共通の認識を持って、(そういう意味では安心感も得ながら)取り組めるようになるのだと考えています。

まず、園内研修をいかに積極的に行うか、有意義な時間にするために、本園で心がけていることを紹介し、次に園内研修の例をあげます。なお、園内研修は、学年毎や園全体、プロジェクトの内容に応じてなど、規模はさまざまです。

園内研修で心がけていること

1、全ての参加者が、画像や付箋を用いて意見を出すこと

2、子どもの育ちや保育者の願いが語られること

3、話し合いの内容、構造を共通理解すること

4、ゴールを明確にすること

5、進行・記録役をローテーションすること

6、その他(時間を決める・事前準備をする)

園内研修の実際

・保育中に撮影した動画を使った研修
・保育中に保育者各自が撮影した画像を使った研修

※詳細は、ダウンロード資料で!

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