6月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の6月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年6/7号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
前月末の子どもの姿
・食事の準備を始めると、先にいすにすわって待つ姿や、手づかみやスプーンを使って、こぼしながらでも自分で食べようとする姿が見られた。
・保育室では、母親との別れ際に泣いて登園した子も、自分の好きな絵本やポットン落としなどの玩具を見つけて遊ぶ姿が見られた。またどの子も喜んで戸外に出て、砂遊びや手押し車で遊んだり、園庭内で興味ある場所を見つけ、虫を見たり草花に触れたりして散策する姿が見られた。
今月のねらい
・梅雨期の衛生面に留意しながら、一人ひとりの健康状態を把握し、快適に生活が送れるようにする。
・保育者と一緒に、食事や着脱などの身のまわりのことを自分でしてみようとする。
・自分の好きな遊具や遊びを見つけて、じっくり遊ぶ。
・戸外で虫や草花、砂などの自然物に触れて遊んだり、園庭内の散策や固定遊具などで楽しむ。
子育て支援
・季節の変わり目となるので、家庭との連絡を密にし、一人ひとりの体調を把握していく。 また、汗もかきやすくなるので、気温の変化や活動に応じて、調節しやすい衣服を用意してもらう。
環境構成
・子ども一人ひとりの遊ぶ様子に合わせて玩具の数量や種類を調節したり、小分けにしたりするなど、ひとり遊びがじっくりできるように準備していく。
・遊戯室での遊具設定の際には、子どもが体を十分に動かして楽しめる設定と同時に、巧技台の高さやマットの敷き方に配慮し、転倒防止に備える。
保健衛生
・蒸し暑い日や遊びのあとには、必ず水分補給を行い、必要に応じて汗を拭いたり着替えたりして、体を清潔にしていく。
・園医による歯科検診の結果を保護者に知らせ、子どもたちの歯の状態を把握していく。