5月の指導計画(月案)<1歳児・保育園>
保育園の5月の月案指導計画(月案)、1歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、個別配慮、子育て支援、環境構成など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、“新 幼児と保育”2018年4/5号ふろく「2018年度版指導計画」より、年齢に合わせてお届けします。
前月の子どもの姿
・新入園児も少しずつ園生活に慣れてきたようで、食事や排泄、おむつ交換など、保育者が声をかけると嫌がらずに応じるようになった。しかし、発熱や鼻水が出るなど、体調を崩す子がよく見られた。
・登園時、母親から離れる際には泣いてしまう姿もまだ見られるが、保育者に抱っこされ、しばらくすると落ち着き、自分から降りて、好きな遊具を見つけて遊ぶ姿が見られるようになった。
今月のねらい
・子どもの健康に留意しながら、一人ひとりの欲求や甘えを受けとめ、安心して生活できるようにする。
・保育者に見守られながら、自分の好きな遊びをする。
・園庭で春の草花に触れたり、保育者と一緒に遊んだりして、散策を楽しむ。
子育て支援
・保護者から、連休明けの子どもの生活の様子や体調、情緒面を聞きながら、子どもたちが安心して過ごせるようにしていく。
・日によって気温差があり、暑くなる日もあるので、調節しやすい衣服の準備をしてもらう。
環境構成
・天気のいい日には、ベランダでの遊びも設定し、子どもの興味に応じて、室内との行き来ができるようにしていく。
・一人ひとりの好きな遊びや興味のあるものを職員間で共通理解しながら、ひとり遊びがじっくり落ち着いて楽しめるように、つい立てを使うなど、遊びの空間を整える。
保健衛生
・園生活に慣れてきて、緊張感の開放から、体調を崩すことも考えられるので、登園時、午睡後の検温を行いながら子どもの健康状態の把握を丁寧に行う。
・戸外遊びも多くなるので、紫外線対策(帽子をかぶる、テントやパラソルの使用)をこまめに行う。