「安心できる場所でありたい」—おうち保育園 すがも(東京都豊島区)
「おうち保育園」の特徴はどんなところ?
おうち保育園の1番の特徴は、小規模保育園であることです。
子どもの人数は多くても12名、それに対して保育士の数は5名なので、ひとりひとりの子どものペースを大切に、保育をすることができます。
子どもを急かしたり、何かを強要するということがなく、子どもはもちろんのこと保育士も、ゆったりとした気持ちで毎日を過ごしているので、保育園の名の通り、まさにみんなにとって「おうち」のような場所です。
おうちと言えば、子どもたちの誕生日も、月ごとに合同で行うのではなく、ひとりひとり誕生日当日にお祝いをしているんですよ。
アットホームである、ということも特徴のひとつかもしれませんね。
最近印象に残っている「おうち保育園」らしいエピソードは?
先週の土曜日がちょうど運動会だったんですけど。
豊島区にある4つのおうち保育園合同で、開催しました。
基本的に、フローレンス全体で「年間行事でこういうものができるといいよね」というものは決まっているんですが、実際その行事を行うのか行わないのか、行うとしたらどのような形で行うのかということは、それぞれの園で決めていいことになっているんです。
運動会の合同開催も、昨年度から始めた試みなんですが、子どもの姿や保育士の想いに合わせて、何をするか選択できたり、新しいチャレンジをすることができたりするのは、おうち保育園らしいなぁと思っています。
最近子どもたちの間で「流行っていること」はなに?
小規模保育園なので、園庭がないこともあり、お散歩によく行くんですが、子どもたちはその時間が好きみたいです。
特に最近はその中で「石」を拾うのにハマっていますね!
今日の散歩もそうでしたが、途中立ち止まっては石を拾い、立ち止まっては石を拾いを繰り返したり、公園にいっても探し続ける子もいます。
帰る頃には、保育士のエプロンのポケットが石でいっぱいになるほどです(笑)。
保育でおもしろいと感じるところは?
同じことをしても、子どもひとりひとり反応や楽しみ方が違うことですかね。
誰一人として同じ人はいない、ということを、子どもたちと過ごすと強く感じます。
また、ひとりの子どものなかでも、日によって変化があるじゃないですか。
身近でその成長や気持ちの変化を見守ることができるのは、保育士ならではの特権だと思いますし、おもしろいところだと思います。
保育において大切にしていることは?
子どもたちひとりひとりの「やりたい」という気持ちを大切にしています。
たとえば、最近は子どもたちの中で、お散歩の時に「自分で歩きたい!」という気持ちを抱く子が増えてきたんですけど。
歩く子どもが増えれば、正直それだけ大人の手も必要になりますし、歩くのに時間もかかるんですが、それでも、子どもたちの「やりたい」という気持ちの芽を摘まないように、大人が工夫をして実現できる環境をつくってあげることを心がけています。
結果、今日も大きな押し車の中は子どもひとりだけということが起きましたが(笑)、それでいいと思っています。
おうち保育園が考える「保育」とは?
子どもたちが自己肯定感を育むことができ、自分たちの可能性を引き出すきっかけになるのが、保育だと思っています。
そして、それを実現するために大切なのが、保育園が「子どもたちが心から安心することのできる場所である」ということ。
そのためにも、子どもたちに安心感を届けられるような保育士であり続けたいと、心から思います。
NPO法人フローレンス 「おうち保育園」
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