11月の指導計画(月案)<0歳児・保育園>
保育園の11月の月案指導計画(月案)、0歳児編。
予想される子どもたちの姿から、ねらい、学級(クラス)づくりのポイント、家庭や地域との連携など…
子どもたちの姿に合わせながら作る、月案の参考資料に。
毎月さまざまな園の指導計画をご紹介している、保育の専門誌、『新 幼児と保育』2022年秋号ふろく「2022年度版 指導計画」よりお届けします。
前月末の子どもの姿
・前月は熱や咳などで欠席する子が多く、子どもの体調に関して保護者と密に連絡を取り合った。月末には体調が安定し、元気に過ごした。室内外でハイハイや歩いての追いかけっこを楽しみ、たくさん体を動かして遊ぶことができた。
・園庭やテラスに落ちている自然物(落ち葉など)を集める1、2歳児クラスの子の姿を見たり、自らも興味を持ってさわったり拾ったりしていた。
・保育者に訴えたいことがあると「ママ」といったり、指さしした方向を見ながら「ド」「チー」などといったりしていた。一語文も増えてきた。
今月のねらい
養護
・気温や天気に気をつけながら快適に過ごす。
教育
・雲の変化に気づいたり、秋の風の心地よさを感じたりする。
・簡単な言葉や喃語(なんご)、しぐさや行動で自分の気持ちや要求を保育者に伝えようとする。
子育て支援
・気温や天気に合わせて調節できるよう、着脱しやすい衣服を用意してもらうように投げかける。
・参観や面談を通して園での様子を知ってもらい、家庭の様子や困っていることを知るとともに成長を喜び合う。
環境構成
・ドングリをペットボトルに入れてガラガラを作り、見たり振ったりして秋の自然物に触れる機会にする。
・友達とのかかわりが増えるが、思いどおりに遊べず、怒ったり手が出たりすることも増えてくる。状況に合わせて、ひとりでじっくり遊べるスペースを作るなどしていく。
保健衛生
・感染症の流行が考えられるので、常に換気を行い、子どものさわる玩具や棚などを消毒して予防に努める。
・天気や温度に気をつけながら衣服を調節したり、エアコンなどで温度を調節したりしながら快適に過ごせるようにする。