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「みんな違ってみんないい」ー麦っ子畑保育園(神奈川県座間市)

ほいくる編集部
掲載日:2015/07/03

大変だと感じることはありますか?

保育園の運営は初めてだったから、スタート当初はとにかくお金がありませんでした。
運営資金を作るのは本当に大変です。

無認可保育園は何のしがらみもなく、自分たちがいいと信じる保育ができることが魅力だけど、国からの補助がないので、県と市からのわずかな補助金と、保育料が運営費の全てでした。

保育料が高くて通わせ続けることができず、途中で辞める子がいることが一番つらいですね。
今後は認可保育園と無認可保育園を併用して、保育料を抑えながら麦っ子らしい保育ができる環境を作っていく事を目指しています。

園長にとって「保育」とは?

麦っ子と親御さんで一緒に作っていくもの、一緒に子どもを育てることかな。
地域のご理解も得ながら、みんなで子どもたちを育てていきたいです。

園長の夢は何ですか?

保育園は常にお母さんみたいな存在でありたいと思っています。
進学したり、社会に出てつまづいたとき、いつでも「おかえり~」と言ってあげられるような、帰ってこれる場所でありたい。

実際、30年、25年の大ベテラン保育士が居ますので、卒園生が来ても懐かしい顔、変わらない園舎があるんですけどね。
「弱い立場の人を大切にする社会」に変えていく、そういう力になっていく子どもを育てていきたいです。

18年目のベテラン保育士・ゆうし先生が働き始めたきっかけは?

麦っ子では毎年、卒園した人たちのOB合宿があるのですが、結構オープンなイベントで卒園してない人でも参加OKなんです。
高校生のとき友人に誘われて参加して以来、麦っ子にはちょくちょく遊びに来るようになりました。
高校卒業してフリーターしてたら、みこべにアルバイトで働かない?と誘われて…
今に至ります。

麦っ子は虫取りさんぽや川遊び、合宿などアウトドア派なので自分に合ってる。
まさか保育士をやるなんて夢にも思わなかったけど、楽しくていつのまにか18年。
働きながら夜間学校に通って保育士資格も取りました。

麦っ子で働きたいから保育士になった、という感じなので、他の保育施設では働けないと思います(笑)。

大山ゆうし先生の写真
3児の父でもある大山ゆうし先生